血液疾患
血栓性血小板減少性紫斑病
Thrombotic Thrombocytopenic Purpura
概要
ADAMTS13(VWF切断プロテアーゼ)の先天性欠損または後天性自己抗体による活性低下により、超大型VWFマルチマーが蓄積し全身の微小血管に血小板血栓を形成する希少血液疾患。
+主な症状
- 血小板減少(紫斑・出血傾向)
- 微小血管症性溶血性貧血(破砕赤血球・LDH高値)
- 神経症状(意識障害・痙攣・局所神経症状)
- 腎機能障害(蛋白尿・血尿・急性腎不全)
- 発熱
- 腹痛・悪心・嘔吐
🔬原因・メカニズム
後天性TTP:ADAMTS13に対する自己抗体(IgG)による活性阻害(活性<10%)。先天性TTP(アップショー・シュルマン症候群):ADAMTS13遺伝子変異による酵素欠損。
🩺診断方法
ADAMTS13活性測定(<10%が診断的)・抗ADAMTS13抗体測定。末梢血塗抹(破砕赤血球)。血小板数・LDH・ハプトグロビン・ビリルビン。HUS等との鑑別。
💊治療法
後天性TTP:血漿交換(緊急・毎日)+コルチコステロイド+リツキシマブ(再発予防)。カプラシズマブ(抗VWF Nanobody:急性期の血栓形成抑制)。先天性TTP:血漿輸注(ADAMTS13補充)。
📈経過・予後
未治療では高致死率。血漿交換により死亡率は10〜20%まで低下。再発は30〜50%に起こる。
🔬治験情報
この疾患の治験情報(ClinicalTrials.gov)
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詳しい情報
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