血液疾患

赤芽球癆

Pure Red Cell Aplasia

概要

骨髄における赤血球系前駆細胞(赤芽球)が選択的に障害され、重篤な貧血を来す疾患。後天性は自己免疫機序(抗EPO抗体・T細胞性)や胸腺腫・リンパ腫・ウイルス感染(B19パルボウイルス)と関連する。

主な症状

  • 重篤な貧血(急速に進行することも)
  • 息切れ・動悸・疲労感
  • 顔面蒼白
  • 胸腺腫合併例では縦隔腫瘍症状
  • 白血球・血小板数は正常

🔬原因・メカニズム

後天性:自己抗体(抗EPO受容体抗体)・細胞傷害性T細胞による赤芽球破壊。胸腺腫・リンパ腫・SLE・薬剤(エリスロポエチン製剤抗体など)・B19パルボウイルス感染が誘因。先天性(Diamond-Blackfan貧血)は別疾患。

🩺診断方法

骨髄検査(赤芽球の著明減少・欠如:網赤血球ほぼゼロ)。胸腺腫検索(胸部CT)。ウイルス検索(B19 DNA)・自己抗体検索・リンパ腫評価。

💊治療法

胸腺腫合併例は胸腺摘出術。免疫抑制療法(シクロスポリン・ステロイド)が主体。B19ウイルス性には免疫グロブリン静注(IVIG)。リツキシマブ・エルスロポエチン製剤。

📈経過・予後

免疫抑制療法で50〜60%が奏効。再発例・難治例では長期の輸血依存となりうる。

🔬治験情報

この疾患の治験情報(ClinicalTrials.gov)
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詳しい情報

難病情報センターで詳細を見る(厚生労働省委託)
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