血液疾患

先天性プロテインS欠乏症

Congenital Protein S Deficiency

概要

PROS1遺伝子変異による抗凝固因子プロテインSの欠乏を原因とする遺伝性血栓性素因。プロテインCのコファクターとして機能し、欠乏すると凝固制御が破綻して血栓症リスクが上昇する。日本人に比較的多い。

主な症状

  • 若年発症の深部静脈血栓症
  • 肺血栓塞栓症
  • 脳梗塞・脳静脈洞血栓症
  • 皮膚壊死(抗凝固薬開始初期)
  • 妊娠関連血栓症

🔬原因・メカニズム

PROS1遺伝子(プロテインSをコード)の病的バリアントによる常染色体優性(またはまれに劣性)遺伝。活性化プロテインCのコファクター機能が低下し、凝固因子Va・VIIIaの不活化が障害される。

🩺診断方法

血漿プロテインS活性・総抗原量・遊離型抗原量低下・PROS1遺伝子検査。後天性低下(妊娠・経口避妊薬・肝疾患・ビタミンK欠乏)との鑑別が重要。

💊治療法

急性血栓症:ヘパリン→ワルファリン(またはDOAC)長期抗凝固療法。ワルファリン開始時はヘパリンと重複投与(皮膚壊死予防)。妊娠中はLMWHを使用。

📈経過・予後

抗凝固療法により血栓再発を抑制できるが、生涯にわたる管理が必要。妊娠・手術・長期臥床等の血栓高リスク時は特に注意が必要。

🔬治験情報

この疾患の治験情報(ClinicalTrials.gov)
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詳しい情報

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