消化器疾患

原発性硬化性胆管炎(進行期)

Primary Sclerosing Cholangitis Advanced

概要

肝内外胆管の進行性線維性炎症・狭窄を来す原因不明の慢性胆汁うっ滞性疾患の進行期。炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎)との合併が80%に及ぶ。胆管癌合併リスクが高く、肝硬変・肝不全への進行が避けられない。有効な薬物療法が確立されておらず、肝移植が唯一の根治的治療。

主な症状

  • 掻痒感・黄疸
  • 倦怠感・疲労感
  • 腹痛(胆管炎)
  • 発熱(細菌性胆管炎)
  • 体重減少
  • 脂溶性ビタミン欠乏
  • 潰瘍性大腸炎症状(合併時)

🔬原因・メカニズム

胆管上皮細胞への自己免疫攻撃・腸肝軸(腸内細菌・腸管免疫異常)・遺伝的素因(HLA-DRB1*0301等)。腸内細菌移行説・ウイルス説もある。

🩺診断方法

MRCP・ERCPでのビーズ状胆管像・多発狭窄、ALP著明上昇、p-ANCA陽性(一部)、肝生検。

💊治療法

有効な内科的治療なし(UDCAは症状改善に用いるが予後改善未証明)。胆管狭窄:内視鏡的拡張・ステント留置。肝移植(終末期)。

📈経過・予後

肝移植なしでの生存期間は診断後10〜15年程度。胆管癌合併(7〜15%)が予後不良因子。

🔬治験情報

この疾患の治験情報(ClinicalTrials.gov)
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