血液疾患

原発性骨髄線維症(進行期)

Primary Myelofibrosis Advanced Stage

概要

JAK2・CALR・MPL遺伝子変異を有するBCR-ABL陰性の骨髄増殖性腫瘍。進行期では重篤な貧血・巨大脾腫・骨髄不全・白血病転化リスクが増大する。JAK1/2阻害薬(ルキソリチニブ・フェドラチニブ)が症状改善に有効だが、唯一の根治的治療は同種造血幹細胞移植。

主な症状

  • 重篤な貧血・輸血依存
  • 巨大脾腫(腹部膨満・疼痛・早期満腹感)
  • B症状(発熱・寝汗・体重減少)
  • 骨痛
  • 門脈圧亢進症・腹水
  • 白血病転化

🔬原因・メカニズム

JAK2 V617F(60%)・CALR(20〜25%)・MPL変異(5〜8%)により造血幹細胞クローンが増殖、骨髄線維化を引き起こす。高リスク変異(ASXL1・EZH2・SRSF2・IDH1/2)は予後不良。

🩺診断方法

骨髄生検(線維化・異形成・巨核球異常)、JAK2/CALR/MPL変異、次世代シークエンシング(追加遺伝子変異)。

💊治療法

ルキソリチニブ(JAK1/2阻害薬)が脾腫縮小・B症状改善に有効。適格例:同種造血幹細胞移植。輸血・EPO・ダナゾール(貧血対応)。

📈経過・予後

DIPSS-plusで予後層別化。高リスク群の中央生存期間は2〜3年程度。移植で長期寛解が得られる例がある。

🔬治験情報

この疾患の治験情報(ClinicalTrials.gov)
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