神経・筋疾患
ポストポリオ症候群
Post-Polio Syndrome
概要
急性ポリオ(灰白髄炎)から数十年後に、一旦安定していた機能が再び低下する症候群。疲労・筋力低下・疼痛・呼吸障害が主症状。ポリオ生存者の約25〜40%に発症すると言われる。
+主な症状
- 新たな筋力低下・筋萎縮(かつて罹患した筋肉)
- 異常疲労(全身・筋疲労)
- 筋肉・関節の疼痛
- 呼吸・嚥下障害の悪化
- 寒冷不耐性
- 睡眠障害
🔬原因・メカニズム
急性期に生き残った運動ニューロンが数十年かけて機能低下する機序が推定される。代償性に肥大した神経終末の代謝的疲弊、慢性的な低レベル炎症、加齢変化の重複などが関与すると考えられている。
🩺診断方法
診断基準:①急性ポリオ既往(確認済みまたは強く疑われる)、②部分的な神経学的回復期、③安定期(≥15年)の後の新たな症状、④他の医学的原因の除外。筋電図・筋生検は補助的。
💊治療法
根本治療なし。疲労管理(活動の配分・ペーシング)。疼痛管理。呼吸補助(必要時)。リハビリ(過負荷を避けた適度な運動)。睡眠改善。
📈経過・予後
ゆっくり進行するが急速悪化は少ない。適切な管理でQOL維持が可能。呼吸障害合併例は経過注意を要する。
🔬治験情報
この疾患の治験情報(ClinicalTrials.gov)
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