血液疾患

クロウ・深瀬症候群(POEMS症候群)

POEMS Syndrome / Crow-Fukase Syndrome

概要

形質細胞増殖に伴う多発神経障害・臓器腫大・内分泌障害・M蛋白・皮膚変化を特徴とする稀な多系統疾患。血管内皮増殖因子(VEGF)の過剰産生が病態の中心で、神経障害と浮腫が主な臨床問題となる。

主な症状

  • 多発神経障害(末梢神経・運動>感覚)
  • 臓器腫大(肝脾腫・リンパ節腫脹)
  • 内分泌障害(糖尿病・甲状腺機能低下・性腺機能低下)
  • M蛋白(IgA・IgGλ型)
  • 皮膚変化(色素沈着・血管腫・多毛・浮腫)
  • 全身浮腫・腹水・胸水
  • 骨硬化性病変

🔬原因・メカニズム

クローナルな形質細胞からのVEGF過剰産生が主な病態。IL-6・IL-1β等のサイトカインも関与する。形質細胞腫・多発性骨髄腫類縁疾患として分類される。

🩺診断方法

POEMS基準(多発神経障害+M蛋白が必須、臓器腫大・内分泌障害・皮膚変化・乳頭浮腫が補助基準)・血清VEGF高値・骨髄生検・骨格X線/CT(硬化性骨病変)。

💊治療法

局所放射線療法(孤立性病変)・大量メルファラン+自家末梢血幹細胞移植(全身型)・レナリドミド+デキサメタゾン・ベバシズマブ(VEGF阻害)。

📈経過・予後

適切な治療で長期生存が可能で、神経障害の改善も期待できる。自家幹細胞移植後の生存期間中央値は10年以上。未治療・重症例の予後は不良。

🔬治験情報

この疾患の治験情報(ClinicalTrials.gov)
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詳しい情報

難病情報センターで詳細を見る(厚生労働省委託)
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