呼吸器疾患指定難病 第301

胸膜中皮腫(石綿関連難治性)

Pleural Mesothelioma

概要

胸膜の中皮細胞から発生する悪性腫瘍。石綿(アスベスト)暴露後20〜50年の潜伏期を経て発症する。上皮型・肉腫型・二相型の病型があり、上皮型が最も多い。胸水・胸痛・呼吸困難を主訴とし、発見時に既に進行している場合が多い。

主な症状

  • 呼吸困難
  • 胸痛
  • 胸水
  • 咳嗽
  • 体重減少
  • 倦怠感
  • 胸壁浸潤

🔬原因・メカニズム

石綿繊維の吸入によるDNA損傷・BAP1遺伝子変異など。石綿以外の原因(放射線・SV40)は稀。

🩺診断方法

胸部CT・PET-CT、胸水細胞診・生検(ビデオ補助下胸腔鏡)、免疫組織化学(カルレチニン・WT-1陽性)。

💊治療法

切除可能例:胸膜肺全摘・胸膜切除術+化学療法(シスプラチン+ペメトレキセド)。切除不能例:ニボルマブ+イピリムマブ(免疫療法)。

📈経過・予後

全体的な予後は不良(中央生存期間12〜18ヵ月)。上皮型・早期例は比較的良好。

🔬治験情報

この疾患の治験情報(ClinicalTrials.gov)
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