消化器疾患指定難病 第93

原発性胆汁性胆管炎(PBC)

Primary Biliary Cholangitis

概要

肝内の小葉間胆管が慢性炎症により障害される自己免疫性肝疾患。中年以降の女性に多く、胆汁うっ滞による症状が現れる。抗ミトコンドリア抗体が特異的マーカー。

主な症状

  • かゆみ(皮膚掻痒感)
  • 倦怠感
  • 黄疸(進行例)
  • 無症候性の場合も多い(健診での肝機能異常で発見)
  • 骨粗鬆症・脂溶性ビタミン欠乏(長期経過後)

🔬原因・メカニズム

自己免疫機序により肝内胆管上皮細胞が障害される。抗ミトコンドリア抗体(AMA)が約90〜95%で陽性。遺伝的素因と環境因子の関与が示唆される。

🩺診断方法

抗ミトコンドリア抗体(M2分画)・肝機能(ALP・GGT・ビリルビン)・肝生検(必要に応じ)。

💊治療法

ウルソデオキシコール酸(UDCA)が第一選択(胆汁分泌促進・胆管保護)。効果不十分例にオベチコール酸・ベザフィブラート。かゆみにコレスチラミン・リファンピシン。

📈経過・予後

UDCA治療で多くの患者は進行が抑制される。一部は肝硬変・肝不全に進行し、肝移植の適応となる。

🔬治験情報

この疾患の治験情報(ClinicalTrials.gov)
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