神経・筋疾患

オリーブ橋小脳萎縮症

Olivopontocerebellar Atrophy

概要

小脳・橋・下オリーブ核が進行性に萎縮する神経変性疾患。多系統萎縮症の一亜型としても位置づけられ、小脳性運動失調を主体とし、自律神経障害・パーキンソン症状を合併することが多い。

主な症状

  • 小脳性運動失調(歩行障害・四肢の協調運動障害)
  • 構音障害・嚥下困難
  • 自律神経障害(起立性低血圧・排尿障害)
  • 眼球運動障害
  • パーキンソン症状(振戦・筋強剛)

🔬原因・メカニズム

孤発性(多系統萎縮症小脳型)と遺伝性(脊髄小脳失調症の一部)がある。αシヌクレインの異常蓄積が孤発性の主な病態。遺伝性では各種SCA遺伝子変異が原因となる。

🩺診断方法

MRIで小脳・橋・下オリーブ核の萎縮を確認。筋電図・自律神経機能検査・遺伝子検査を組み合わせて診断する。多系統萎縮症の診断基準に準じる。

💊治療法

根本的治療法はなく、症状緩和が中心。小脳失調にはタルチレリン水和物、パーキンソン症状にはレボドパ(効果は限定的)、自律神経症状には対症療法を行う。

📈経過・予後

発症から5〜10年で車椅子状態、その後呼吸障害・肺炎等で死亡することが多い。孤発性は遺伝性より進行が速い傾向がある。

🔬治験情報

この疾患の治験情報(ClinicalTrials.gov)
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