代謝・遺伝疾患

ムコリピドーシス

Mucolipidosis

概要

ライソゾーム内に脂質と糖質が同時に蓄積するライソゾーム病の一群。I型(シアリドーシス)・II型(I-cell病)・III型(偽ハーラー多発性ジストロフィー)・IV型があり、骨格・神経・眼に多彩な症状を呈する。

主な症状

  • 粗雑顔貌・骨格変形
  • 知的障害・発達遅滞
  • 角膜混濁
  • 肝脾腫
  • 心弁膜症
  • 繰り返す感染症

🔬原因・メカニズム

II型・III型はGNPTAB遺伝子またはGNPTG遺伝子変異によりライソゾーム酵素のマンノース-6-リン酸標識が障害され、酵素が細胞外に分泌される。IV型はMCOLN1遺伝子変異による。

🩺診断方法

血清ライソゾーム酵素活性(著明上昇)・遺伝子検査・線維芽細胞培養による酵素活性測定・電子顕微鏡による細胞内封入体確認。

💊治療法

根本的治療法はなく、対症療法が中心。骨格変形・心合併症の外科的治療。造血幹細胞移植が一部で検討される。理学・言語・作業療法によるリハビリテーション。

📈経過・予後

II型(I-cell病)は最重症で多くが小児期に死亡。III型は比較的軽症で成人まで生存可能。型により予後は大きく異なる。

🔬治験情報

この疾患の治験情報(ClinicalTrials.gov)
ClinicalTrials.govから治験情報を取得中...
注意:本サイトの情報は一般的な医療情報の提供を目的としています。記載内容は作成時点の情報に基づくものであり、最新の情報と異なる場合があります。診断・治療については必ず専門医にご相談ください。