免疫・自己免疫疾患指定難病 第46号
顕微鏡的多発血管炎
Microscopic Polyangiitis
概要
MPO-ANCAが病因に関与する小型血管炎で、壊死性半月体形成糸球体腎炎と肺毛細血管炎(肺胞出血)を主病変とする。肉芽腫形成を伴わない点でEGPA・GPA(旧ウェゲナー)と区別される。
+主な症状
- 急速進行性糸球体腎炎(血尿・蛋白尿・急性腎不全)
- 肺胞出血(血痰・喀血・呼吸困難)
- 間質性肺炎
- 発熱・体重減少・全身倦怠感
- 皮膚紫斑・網状皮斑
- 末梢神経障害
🔬原因・メカニズム
MPO-ANCA(myeloperoxidase-ANCA)が好中球を過剰活性化し、小型血管に壊死性炎症を引き起こす。遺伝的素因(HLA等)と環境因子(感染・薬剤)の関与が推定される。
🩺診断方法
MPO-ANCA測定(約70%陽性)。腎生検(壊死性半月体形成糸球体腎炎・免疫複合体沈着なし)。胸部CT(肺胞出血・間質性肺炎)。腎機能・尿沈渣。
💊治療法
寛解導入:高用量グルココルチコイド+シクロホスファミドまたはリツキシマブ。重症(肺胞出血・透析要):血漿交換追加。寛解維持:アザチオプリンまたはリツキシマブ。
📈経過・予後
早期治療で85%以上が寛解。ただし腎機能回復は部分的なことが多く、末期腎不全に至る例もある。5年生存率は約80%。再発率は30〜50%。
🔬治験情報
この疾患の治験情報(ClinicalTrials.gov)
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詳しい情報
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