代謝・遺伝疾患
異染性白質ジストロフィー
Metachromatic Leukodystrophy
概要
アリールスルファターゼA(ARSA)欠乏によりスルファチドが神経組織に蓄積し、進行性の脱髄をきたす常染色体劣性リソソーム蓄積症。乳児型・若年型・成人型があり、乳児型が最重症。
+主な症状
- 乳児型:1〜2歳以降の運動退行・歩行障害
- 若年型:学力低下・行動異常・運動失調
- 成人型:精神症状(統合失調症様)・認知機能低下
- 末梢神経障害(感覚障害・腱反射低下)
- けいれん発作
- 球麻痺症状(嚥下障害・構音障害)
🔬原因・メカニズム
ARSA遺伝子変異(最多)またはプロサポシンB欠乏(まれ)。アリールスルファターゼA欠損によりスルファチド(ガラクトシル硫酸セラミド)が神経系・腎臓に蓄積し白質破壊をきたす。
🩺診断方法
白血球/乾燥血液濾紙ARSA酵素活性測定。尿中スルファチド定量。ARSA遺伝子検査。MRI(U線維温存の対称性白質T2高信号)。
💊治療法
造血幹細胞移植(HSCT):症状前または早期例に有効。アチデルソカバン(ARSA遺伝子導入自家造血幹細胞移植:EU承認):症状前例で顕著な効果。
📈経過・予後
乳児型は数年以内に死亡。若年型・成人型は緩徐進行。遺伝子治療で予後が大幅に改善しつつある。
🔬治験情報
この疾患の治験情報(ClinicalTrials.gov)
ClinicalTrials.govから治験情報を取得中...
詳しい情報
難病情報センターで詳細を見る(厚生労働省委託)注意:本サイトの情報は一般的な医療情報の提供を目的としています。記載内容は作成時点の情報に基づくものであり、最新の情報と異なる場合があります。診断・治療については必ず専門医にご相談ください。