眼疾患

レーバー遺伝性視神経症(LHON)

Leber Hereditary Optic Neuropathy

概要

ミトコンドリアDNA変異(m.11778G>A・m.3460G>A・m.14484T>C等)による視神経障害。若年男性に多く、急性〜亜急性の中心視力喪失が両眼性に生じる。

主な症状

  • 急性〜亜急性の中心視力低下(一眼から両眼へ、数週〜数ヶ月で両眼性)
  • 中心暗点・傍中心暗点
  • 色覚異常(赤緑色覚)
  • 視神経萎縮(急性期後)
  • 一部に心臓伝導障害・神経症状を伴う

🔬原因・メカニズム

ミトコンドリアDNAの点変異(m.11778G>A:ND4遺伝子が85%を占める)による複合体I機能障害とATP産生低下・活性酸素増加で視神経細胞が変性する。母系遺伝。男性が発症しやすい(浸透率の性差)。

🩺診断方法

眼底検査・視野検査・色覚検査・光干渉断層計(OCT)・ミトコンドリアDNA変異解析(血液)。

💊治療法

イデベノン(補酵素Q10類似体:早期例の視力維持に有効)。喫煙・アルコール回避。遺伝子治療(AAV2-ND4:lenadogene nolparvovec)が一部で承認。

🔬治験情報

この疾患の治験情報(ClinicalTrials.gov)
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