免疫・自己免疫疾患指定難病 第66号
高IgE症候群
Hyper-IgE Syndrome
概要
血清IgEの著明な高値(>2000 IU/mL)・反復性皮膚膿瘍・難治性肺炎を三徴とする原発性免疫不全症。STAT3変異による常染色体優性型(Job症候群)とDOCK8変異による常染色体劣性型がある。特徴的顔貌・骨格異常を伴う。
+主な症状
- 新生児期からの湿疹(膿痂疹様)
- 反復性皮膚膿瘍(黄色ブドウ球菌:「冷たい膿瘍」)
- 難治性肺炎・肺囊胞形成
- 血清IgE著明高値
- 特徴的顔貌(粗い顔貌・広い鼻梁)
- 骨折しやすい(骨粗鬆症様)
🔬原因・メカニズム
STAT3遺伝子変異(常染色体優性型):Th17細胞分化障害によりIL-17産生不全→黄色ブドウ球菌・真菌感染感受性亢進。DOCK8変異(常染色体劣性型):T・NK・B細胞移動障害。
🩺診断方法
血清IgE高値(>2000 IU/mL)。NIHスコア(臨床スコア)≥40点。STAT3/DOCK8遺伝子検査。好酸球増多。Th17細胞数低下。
💊治療法
抗菌薬予防投与(抗ブドウ球菌・抗真菌)。皮膚管理(保湿・外用ステロイド)。肺囊胞合併症対応(外科)。造血幹細胞移植(DOCK8型で有効)。
📈経過・予後
STAT3型は感染・内臓動脈瘤・悪性腫瘍リスクあり。DOCK8型は重篤な感染・悪性腫瘍リスクが高い。移植で予後改善が期待できる。
🔬治験情報
この疾患の治験情報(ClinicalTrials.gov)
ClinicalTrials.govから治験情報を取得中...
詳しい情報
難病情報センターで詳細を見る(厚生労働省委託)注意:本サイトの情報は一般的な医療情報の提供を目的としています。記載内容は作成時点の情報に基づくものであり、最新の情報と異なる場合があります。診断・治療については必ず専門医にご相談ください。