代謝・遺伝疾患
ハーラー症候群(ムコ多糖症I型)
Hurler Syndrome (Mucopolysaccharidosis Type I)
概要
α-L-イズロニダーゼ欠乏によりデルマタン硫酸・ヘパラン硫酸が全身組織に蓄積するムコ多糖症の最重症型。早期から多臓器障害が進行し、精神発達遅滞・心弁膜症・気道閉塞をきたす。
+主な症状
- 精神発達遅滞・退行(重症型)
- 特徴的顔貌(大頭・粗な顔つき・鼻橋低位)
- 骨変形(多発性骨異形成症)
- 心弁膜症(僧帽弁・大動脈弁)
- 反復性耳感染・難聴
- 肝脾腫
- 角膜混濁
- 気道閉塞・呼吸障害
🔬原因・メカニズム
IDUA遺伝子変異によるα-L-イズロニダーゼ欠乏。ハーラー(重症)・シャイエ(軽症)・ハーラー/シャイエ(中間型)の3表現型が存在する。
🩺診断方法
尿中ムコ多糖定量・分画(デルマタン硫酸・ヘパラン硫酸増加)。白血球/線維芽細胞でのα-L-イズロニダーゼ活性測定。IDUA遺伝子検査。新生児マススクリーニング(一部施設)。
💊治療法
酵素補充療法(ラロニダーゼ:週1回静注):非神経症状改善に有効。造血幹細胞移植(HSCT):2歳以前の早期実施で神経進行を抑制。
📈経過・予後
重症型(ハーラー)は治療なしでは10歳前後に死亡。HSCT早期実施で知的発達・生命予後が大幅改善。
🔬治験情報
この疾患の治験情報(ClinicalTrials.gov)
ClinicalTrials.govから治験情報を取得中...
詳しい情報
難病情報センターで詳細を見る(厚生労働省委託)注意:本サイトの情報は一般的な医療情報の提供を目的としています。記載内容は作成時点の情報に基づくものであり、最新の情報と異なる場合があります。診断・治療については必ず専門医にご相談ください。