代謝・遺伝疾患

ハンター症候群(ムコ多糖症II型)

Hunter Syndrome (Mucopolysaccharidosis Type II)

概要

イズロン酸-2-スルファターゼ欠乏によるムコ多糖症で、X染色体連鎖劣性遺伝のため男性のみ発症。重症型(神経障害あり)と軽症型に分かれる。特徴的顔貌・多発性骨異形成・心弁膜症を呈する。

主な症状

  • 特徴的顔貌(粗い顔つき・大頭)
  • 精神発達遅滞・行動障害(重症型)
  • 多発性骨異形成症
  • 心弁膜症・心筋症
  • 難聴
  • 肝脾腫
  • 関節拘縮
  • 皮膚結節(特徴的:肩甲骨周囲の象牙様皮膚変化)

🔬原因・メカニズム

IDS遺伝子(Xq28)変異によるイズロン酸-2-スルファターゼ欠乏。デルマタン硫酸とヘパラン硫酸が全身組織に蓄積する。X連鎖なので女性はキャリアで表現型なし(通常)。

🩺診断方法

尿中ムコ多糖定量(デルマタン硫酸・ヘパラン硫酸増加)。白血球/血清イズロン酸-2-スルファターゼ活性測定(著明低下)。IDS遺伝子検査。

💊治療法

酵素補充療法(イデュルスルファーゼ:週1回静注):体性症状改善に有効だが脳関門を通過できず神経症状には限定的。髄腔内投与製剤が開発中。造血幹細胞移植。

📈経過・予後

重症型は10〜20代で死亡することが多い。軽症型は比較的長命で社会生活可能な例もある。

🔬治験情報

この疾患の治験情報(ClinicalTrials.gov)
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詳しい情報

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