消化器疾患

ヒルシュスプルング病(長節型)

Hirschsprung Disease, Long-segment

概要

腸管神経節細胞の先天性欠如による腸管蠕動障害で、長節型(S状結腸より口側に無神経節領域が及ぶ)は全結腸型・全腸型を含み、外科的根治が困難なことがある稀重症型。

主な症状

  • 新生児期の胎便排泄遅延・腸閉塞
  • 慢性便秘・腹部膨満
  • 嘔吐・成長障害
  • ヒルシュスプルング関連腸炎(発熱・水様下痢)
  • 腸管穿孔のリスク

🔬原因・メカニズム

腸管神経堤細胞の遊走・増殖・分化障害。RET・GDNF・EDNRB・EDN3・SOX10等の遺伝子変異が関与。多くは孤発性だが家族例もある。トリソミー21・ワールデンブルグ症候群との合併例がある。

🩺診断方法

バリウム注腸(移行帯の確認)・直腸生検(神経節細胞欠如・アセチルコリンエステラーゼ染色)・直腸肛門内圧検査。全腸型は生検部位の選択が重要。

💊治療法

外科的根治術(プルスルー手術)が基本。長節型・全結腸型では腸管の長さが不足するため小腸瘻造設・段階的手術が必要なことがある。術後も便排泄・腸炎管理が継続的に必要。

📈経過・予後

短節型は外科的根治後QOLは良好。長節型・全腸型は術後も便排泄障害・腸炎を繰り返すことがあり、長期的消化器管理が必要。

🔬治験情報

この疾患の治験情報(ClinicalTrials.gov)
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