代謝・遺伝疾患

遺伝性フルクトース不耐症

Hereditary Fructose Intolerance

概要

ALDOB遺伝子変異によるフルクトース-1-リン酸アルドラーゼB欠乏症。フルクトース(果糖)・スクロース(砂糖)・ソルビトール摂取後に低血糖・嘔吐・肝障害を来す。フルクトース除去食で症状は完全にコントロールできる。

主な症状

  • フルクトース摂取後の低血糖(冷汗・意識障害)
  • 嘔吐・腹痛(摂取後)
  • 肝腫大・肝機能障害
  • 成長障害・発育遅延(慢性摂取時)
  • 腎尿細管障害
  • フルクトース嫌悪(患者が自然に甘い物を避ける)

🔬原因・メカニズム

ALDOB遺伝子変異による常染色体劣性遺伝。フルクトース-1-リン酸(F1P)の蓄積がATP枯渇・低血糖・肝細胞障害を引き起こす。

🩺診断方法

フルクトース負荷試験(低血糖・リン酸低下:危険を伴うため慎重に)。ALDOB遺伝子検査(推奨)。肝生検(酵素活性)。

💊治療法

フルクトース・スクロース・ソルビトール除去食(生涯継続)。急性低血糖時:ブドウ糖静注。食事管理で予後は良好。

📈経過・予後

適切な食事管理で正常な生活が可能。未診断例では肝硬変・腎不全のリスクあり。

🔬治験情報

この疾患の治験情報(ClinicalTrials.gov)
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