皮膚疾患指定難病 第165

ハーレクイン型魚鱗癬

Harlequin Ichthyosis

概要

ABCA12遺伝子変異による最重症型先天性魚鱗癬。出生時に全身を厚い角質板が覆い、深い亀裂(ハーレクイン様外観)を呈する。現代の治療では多くが生存可能だが、生涯にわたる皮膚管理が必要。

主な症状

  • 出生時の全身性厚い角質板・深い亀裂
  • 眼瞼外反・口唇外反
  • 耳介変形・鼻孔狭窄
  • 体温調節障害(汗腺機能不全)
  • 四肢の可動域制限
  • 皮膚感染症・敗血症リスク

🔬原因・メカニズム

ABCA12遺伝子(ラメラ顆粒へのセラミド輸送に関与するABCトランスポーター)の両アレル性病的バリアントによる常染色体劣性遺伝。脂質バリア機能が著しく障害される。

🩺診断方法

臨床所見(出生時の典型的外観)・ABCA12遺伝子検査・皮膚生検(電子顕微鏡でラメラ顆粒異常)。出生前診断も可能。

💊治療法

保湿剤(ワセリン等)の多量頻回塗布が生涯継続。レチノイド(アシトレチン・イソトレチノイン)が角質化を軽減。感染予防・体温管理・眼科管理(点眼・眼瞼外反の外科的治療)。

📈経過・予後

過去は新生児期に致死的だったが、現代の集中的管理で生存率は向上。生涯にわたる皮膚ケアが必須。体温調節障害は暑熱環境で危険。

🔬治験情報

この疾患の治験情報(ClinicalTrials.gov)
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詳しい情報

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