血液疾患

グランツマン血小板無力症

Glanzmann Thrombasthenia

概要

血小板膜糖タンパクIIb/IIIa(インテグリンαIIbβ3)の欠損または機能異常による先天性血小板機能異常症。血小板数・形態は正常だが血小板の凝集が障害され、重篤な出血傾向を呈する。

主な症状

  • 幼児期からの重篤な粘膜出血(鼻出血・歯肉出血)
  • 過多月経(女性)
  • 点状出血・紫斑
  • 手術・外傷時の大量出血
  • 消化管出血

🔬原因・メカニズム

ITGA2B遺伝子(GPIIb/インテグリンαIIb)またはITGB3遺伝子(GPIIIa/インテグリンβ3)の両アレル性病的バリアント。常染色体劣性遺伝。フィブリノゲン・vWF等へのADP誘発血小板凝集が障害される。

🩺診断方法

血小板凝集能検査(ADP・コラーゲン・トロンビン等で凝集不良、リストセチン凝集正常)・フローサイトメトリーによるGPIIb/IIIa発現低下・遺伝子検査。

💊治療法

血小板輸血(HLA適合)・トラネキサム酸・デスモプレシン・局所止血処置。重篤出血時には活性化血液凝固第VII因子(rFVIIa)が有効。同種抗体形成が問題となる。

📈経過・予後

重篤な出血は生命を脅かすことがある。適切な出血管理で日常生活は可能。繰り返す血小板輸血による同種抗体形成が長期的課題。

🔬治験情報

この疾患の治験情報(ClinicalTrials.gov)
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