骨・関節疾患
進行性骨化性線維異形成症(FOP)
Fibrodysplasia Ossificans Progressiva
概要
ACVR1遺伝子変異により筋肉・腱・靱帯等の軟部組織が進行性に骨化する極めて希少な疾患。外傷・手術・注射が骨化を誘発するため、不用意な医療処置が厳禁。
+主な症状
- 軟部組織の進行性骨化(不可逆的・体幹から四肢へ)
- 生下時の足趾変形(外反母趾様・第1趾の短縮)
- 外傷・手術・注射・感染が骨化フレアアップを誘発
- 体幹・四肢・顎の運動制限の進行
- 若年成人での著明なADL障害(食事・呼吸)
🔬原因・メカニズム
ACVR1(ALK2)遺伝子変異(R206H変異が90%以上)によるBMP(骨形成タンパク質)シグナルの恒常的活性化。常染色体優性遺伝。約97%が新規変異。
🩺診断方法
臨床症状(足趾変形+軟部組織骨化)・遺伝子検査(ACVR1変異確認)。生検は骨化フレアアップを誘発するため原則禁忌。
💊治療法
根治療法なし。プレドニゾロン(フレアアップ時の短期投与:浮腫・炎症軽減)。パロバロテン(レチノイン酸受容体γアゴニスト・BMP阻害・欧米で承認)。
📈経過・予後
進行性に骨化が広がり、成人期以降に著明な運動制限と呼吸障害が生じる。平均寿命は40〜50代とされる。
🔬治験情報
この疾患の治験情報(ClinicalTrials.gov)
ClinicalTrials.govから治験情報を取得中...
注意:本サイトの情報は一般的な医療情報の提供を目的としています。記載内容は作成時点の情報に基づくものであり、最新の情報と異なる場合があります。診断・治療については必ず専門医にご相談ください。