血液疾患指定難病 第57

ファンコニ貧血

Fanconi Anemia

概要

FANC遺伝子群の変異によるDNA修復障害(染色体不安定性症候群)。進行性の骨髄不全・先天奇形・悪性腫瘍(AML・固形癌)への高い感受性を特徴とする。拇指・橈骨奇形・低身長・色素異常が典型的。

主な症状

  • 進行性汎血球減少(骨髄不全)
  • 拇指・橈骨奇形
  • 低身長・発育遅滞
  • 皮膚色素異常(カフェオレ斑・色素沈着)
  • 急性骨髄性白血病(AML)への移行リスク
  • 頭頸部・婦人科系固形癌リスク

🔬原因・メカニズム

FANCA(最多:60〜65%)・FANCC・FANCG等FANC遺伝子群変異による常染色体劣性遺伝(FANCB:X連鎖性)。FANCタンパク複合体がDNA鎖間架橋修復に必須で、変異により染色体不安定性が生じる。

🩺診断方法

染色体破断試験(DEB・MMC:FAを特異的に検出)。フローサイトメトリー(細胞周期G2/M期停止)。FANC遺伝子パネル検査。骨髄検査。

💊治療法

造血幹細胞移植(骨髄不全・AMLに対する根治療法:低強度前処置)。アンドロゲン療法(一時的な血球増加)。G-CSF。悪性腫瘍サーベイランス。遺伝子治療(臨床試験)。

📈経過・予後

造血幹細胞移植で骨髄不全は治癒可能だが、固形癌リスクは移植後も持続する。長期サーベイランスが必須。

🔬治験情報

この疾患の治験情報(ClinicalTrials.gov)
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詳しい情報

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