皮膚疾患

ダリエー病

Darier Disease

概要

ATP2A2遺伝子変異による常染色体優性遺伝の角化症。皮脂分泌部位(脂漏部位)に特徴的な角化性丘疹が多発し、体臭・感染を伴いやすい。紫外線・熱・発汗が誘因となり増悪する。

主な症状

  • 皮脂分泌部位(顔面・頸部・胸背部)の角化性褐色丘疹
  • 特徴的な爪変形(V字状亀裂・白赤縦線・脆弱性)
  • 口腔粘膜白色丘疹
  • 手掌・足底の角化性丘疹
  • 体臭(細菌・真菌の二次感染による)
  • 精神神経症状(双極性障害・てんかん合併が多い)

🔬原因・メカニズム

ATP2A2遺伝子(SERCA2:小胞体Ca2+ATPase)変異による細胞内Ca2+調節障害。ケラチノサイトの接着(デスモゾーム)と分化(角化)が障害され、棘融解・角化異常を生じる。

🩺診断方法

臨床所見(特徴的皮疹・爪変形)。皮膚生検(棘融解・角化不全・特徴的角質内細胞変化)。ATP2A2遺伝子検査(確定診断)。

💊治療法

誘因回避(遮光・過熱防止・発汗抑制)。レチノイド(アシトレチン・アダパレン)。局所ステロイド・抗菌薬・抗真菌薬(感染合併時)。重症例:全身レチノイド療法。

📈経過・予後

慢性進行性だが軽症化・安定化することもある。夏季・発汗で増悪しやすい。精神神経合併症の管理も重要。

🔬治験情報

この疾患の治験情報(ClinicalTrials.gov)
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