代謝・遺伝疾患

シスチン尿症

Cystinuria

概要

尿細管・腸管におけるシスチン・オルニチン・アルギニン・リジン(COAL)の輸送障害により、シスチンが尿中に過剰排泄される常染色体遺伝疾患。シスチンの低溶解性により尿路結石を反復する。

主な症状

  • 反復性尿路結石(シスチン結石)
  • 腎疝痛(側腹部〜下腹部の激烈な疼痛)
  • 血尿
  • 尿路感染症
  • 水腎症・腎機能障害(反復性結石による)

🔬原因・メカニズム

SLC3A1(rBAT)またはSLC7A9(b0,+AT)遺伝子変異による近位尿細管でのアミノ酸共輸送体障害。シスチンの再吸収が障害され尿中に過剰排泄される。

🩺診断方法

尿中シスチン定量(>250mg/g creatinine)。尿シアン化ニトロプルシド試験(定性的スクリーニング)。結石分析(シスチン結石)。SLC3A1/SLC7A9遺伝子検査。

💊治療法

水分大量摂取(尿量>3L/日)。尿アルカリ化(クエン酸カリウム・重曹)。チオール系薬剤(ペニシラミン・チオプロニン:シスチンと可溶性混合ジスルフィドを形成)。ESWL・内視鏡的結石除去。

📈経過・予後

適切な治療で結石形成を抑制できるが、完全な予防は困難で生涯にわたる管理が必要。反復性結石・感染により慢性腎障害が進行することがある。

🔬治験情報

この疾患の治験情報(ClinicalTrials.gov)
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