消化器疾患

先天性ナトリウム下痢症

Congenital Sodium Diarrhea

概要

腸管ナトリウム輸送体の先天性欠損による分泌性下痢症。糞便中にナトリウムが過剰に失われ、低ナトリウム血症・代謝性アシドーシスを生じる極めて稀な遺伝性疾患。SPINT2遺伝子変異が原因の一型がある。

主な症状

  • 出生直後からの大量水様性下痢
  • 低ナトリウム血症
  • 代謝性アシドーシス
  • 脱水・腹部膨満
  • 成長障害
  • 羊水過多(胎児型)

🔬原因・メカニズム

SPINT2遺伝子(セリンプロテアーゼ阻害因子)変異による先天性タフトング腸症(腸管絨毛上皮異形成を合併する型)や、その他のイオン輸送体遺伝子変異が原因となる。常染色体劣性遺伝。

🩺診断方法

糞便中ナトリウム高値・血清電解質異常(低Na・アシドーシス)・腸管生検(絨毛萎縮・上皮異形成)・遺伝子検査(SPINT2等)。

💊治療法

ナトリウム補充療法(経口・経静脈)が基本。症状に応じた栄養管理(経腸・経静脈栄養)。原因遺伝子・病型に応じた対症療法。

📈経過・予後

生涯にわたる補充療法が必要で、適切な管理で生存・成長が可能。腸管上皮異形成合併型は予後が悪い場合がある。

🔬治験情報

この疾患の治験情報(ClinicalTrials.gov)
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