消化器疾患

腸回転異常症(難治性)

Intestinal Malrotation, Refractory

概要

胎生期の腸管回転・固定の異常により、腸捻転・ラッド靭帯による十二指腸閉塞・短腸症候群等の重篤な合併症を繰り返す難治性型。先天性心疾患・内臓逆位等との合併例も多い。

主な症状

  • 新生児期の胆汁性嘔吐・腹部膨満
  • 中腸捻転(腸管虚血・壊死)
  • 慢性腹痛・消化吸収障害
  • 短腸症候群(広範切除後)
  • 先天性心疾患・他の奇形の合併

🔬原因・メカニズム

胎生4〜12週の腸管回転・固定の発生障害。多くは散発性。先天性心疾患・無脾症候群・多脾症候群・内臓逆位・胃壁破裂等と合併することが多い。原因遺伝子は主に不明。

🩺診断方法

上部消化管造影(屈曲十二指腸・「コークスクリュー」状の小腸)・腹部超音波(SMA/SMV反転)・腹部CT・内視鏡検査。

💊治療法

ラッド手術(腸回転異常の外科的修復)が基本。中腸捻転は緊急手術が必要。短腸症候群には長期栄養管理(TPN・腸管移植)。

📈経過・予後

中腸捻転で広範囲腸管壊死をきたすと短腸症候群となり長期的なTPN依存となる。早期診断・手術が予後を決定する。

🔬治験情報

この疾患の治験情報(ClinicalTrials.gov)
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