血液疾患

先天性無巨核球性血小板減少症

Congenital Amegakaryocytic Thrombocytopenia

概要

MPL遺伝子(トロンボポエチン受容体)変異により巨核球の産生が障害される先天性骨髄不全症候群。生後早期から重篤な血小板減少を呈し、進行性に汎血球減少・骨髄不全へ移行する。

主な症状

  • 新生児期からの重篤な血小板減少
  • 出血傾向(点状出血・紫斑・頭蓋内出血リスク)
  • 進行性汎血球減少
  • 骨髄巨核球欠如
  • 脳・心臓奇形合併例あり

🔬原因・メカニズム

MPL遺伝子(c-Mpl/トロンボポエチン受容体をコード)の両アレル性病的バリアントによる常染色体劣性遺伝。トロンボポエチンシグナルが伝達されず巨核球の分化・増殖が障害される。

🩺診断方法

血小板減少(重篤)・骨髄検査(巨核球著明減少・欠如)・MPL遺伝子検査・血清トロンボポエチン高値・他の骨髄不全症との鑑別。

💊治療法

造血幹細胞移植が唯一の根治的治療。移植前には血小板輸血・感染予防管理。トロンボポエチン受容体作動薬(エルトロンボパグ等)は効果が限定的。

📈経過・予後

未治療の場合、進行性骨髄不全で生命予後は不良。早期に造血幹細胞移植を行うことで長期生存が期待できる。

🔬治験情報

この疾患の治験情報(ClinicalTrials.gov)
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