心・血管疾患

心臓横紋筋腫(結節性硬化症合併)

Cardiac Rhabdomyoma with Tuberous Sclerosis Complex

概要

結節性硬化症(TSC1/TSC2遺伝子変異)に合併する心臓の良性腫瘍。胎児期・新生児期に最も多く、心腔内を占拠して不整脈・流出路閉塞・心不全を呈することがある。多くは自然退縮する。

主な症状

  • 胎児・新生児期の心腔内腫瘤(超音波所見)
  • 胎児水腫・心不全(重症例)
  • 心室性不整脈(心室頻拍・WPW症候群)
  • 流出路閉塞による症状
  • 結節性硬化症の全身症状(皮膚・脳・腎合併症)

🔬原因・メカニズム

TSC1(ハマルチン)またはTSC2(チュベリン)遺伝子変異による結節性硬化症に合併する過誤腫性良性腫瘍。mTOR経路の過活性化により心筋細胞が腫瘤を形成する。

🩺診断方法

胎児・小児心エコー(心腔内腫瘤の確認)・MRI・TSC1/TSC2遺伝子検査・皮膚所見(葉状白斑・血管線維腫)・頭部MRI(皮質結節・上衣下結節)。

💊治療法

多くは経過観察で自然退縮する。症候性(不整脈・心不全・閉塞)にはmTOR阻害薬(エベロリムス)が有効で腫瘍縮小効果あり。重篤な症例では外科的切除。

📈経過・予後

心臓横紋筋腫自体は良性で多くが自然退縮する。TSC全体の予後は脳・腎病変の重症度に依存する。不整脈管理が重要な場合がある。

🔬治験情報

この疾患の治験情報(ClinicalTrials.gov)
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