心・血管疾患
心アミロイドーシス
Cardiac Amyloidosis
概要
アミロイド線維が心筋に沈着し、拘束型心筋症・心不全・不整脈を来す疾患。主にAL型(免疫グロブリン軽鎖)とTTR型(トランスサイレチン)がある。TTR型はトランスサイレチン安定化薬の登場で予後が改善している。
+主な症状
- 心不全(息切れ・浮腫・疲労感)
- 拘束型心筋症による拡張障害
- 不整脈(心房細動・房室ブロック)
- 起立性低血圧
- 手根管症候群(TTR型の先行症状)
🔬原因・メカニズム
AL型:形質細胞由来の免疫グロブリン軽鎖が線維化し心筋沈着。TTR型:トランスサイレチン(野生型または遺伝性変異型)が誤って折り畳まれアミロイドを形成。
🩺診断方法
心エコー(心筋輝度増加・スペックルトラッキング法:基底部保存・心尖部低下パターン)・心臓MRI・テクネチウムシンチ(TTR型)・血液検査(血清FLC・BNP・トロポニン)・心筋生検。
💊治療法
TTR型:タファミジス(トランスサイレチン安定化薬)・siRNA製剤(パチシランなど)。AL型:骨髄腫治療(化学療法・自家造血幹細胞移植)。心不全管理(利尿薬:ループ利尿薬)。
📈経過・予後
AL型は未治療では予後不良(中央生存期間1年未満)。TTR型はタファミジスで死亡率・入院率が有意に改善。
🔬治験情報
この疾患の治験情報(ClinicalTrials.gov)
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