神経・筋疾患

球脊髄性筋萎縮症(延髄麻痺)

Progressive Bulbar Palsy

概要

延髄の運動ニューロンが選択的に障害され、構音障害・嚥下困難・舌萎縮を主症状とする疾患。ALSの一亜型または独立した疾患として扱われ、進行性に呼吸障害へ至る。

主な症状

  • 構音障害(鼻声・呂律困難)
  • 嚥下困難・誤嚥
  • 舌萎縮・線維束性収縮
  • 顔面筋力低下
  • 呼吸筋麻痺(進行期)

🔬原因・メカニズム

上位・下位運動ニューロンの変性が延髄レベルで優位に生じる。多くはALSの延髄型発症とされ、TDP-43異常蓄積が病態に関与する。

🩺診断方法

神経学的診察・筋電図(延髄支配筋の脱神経所見)・MRI(延髄の萎縮)・嚥下機能評価により診断。ALSのEl Escorial基準に準じる。

💊治療法

リルゾール・エダラボン。嚥下障害には胃瘻造設・経腸栄養管理。呼吸管理(非侵襲的陽圧換気・気管切開)。言語聴覚士によるコミュニケーション支援。

📈経過・予後

延髄型発症のALSは呼吸障害の進行が速く、予後は四肢型より不良な傾向がある。発症から2〜3年で人工呼吸器が必要になることが多い。

🔬治験情報

この疾患の治験情報(ClinicalTrials.gov)
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