心・血管疾患指定難病 第282

ブルガダ症候群

Brugada Syndrome

概要

右脚ブロック様パターンとV1〜V3誘導のST上昇を特徴とする心電図異常と、心室細動による失神・突然死をきたす遺伝性不整脈症候群。アジア人・中年男性に多く、睡眠中の突然死との関連が示唆される。

主な症状

  • 心臓突然死・蘇生後状態
  • 失神(特に安静・睡眠時・発熱時)
  • 心室細動
  • 夜間の喘ぎ様呼吸・うめき声(ポックリ病と類似)
  • 無症状(家族スクリーニング発見)

🔬原因・メカニズム

SCN5A遺伝子変異(INa低下:約20〜30%)が最多。右室流出路の心外膜側の特殊電気生理学的特性(Ito電流優位)が基質。発熱・ナトリウムチャネル遮断薬・迷走神経亢進が誘発因子。

🩺診断方法

自然発症または薬物誘発(アジマリン・フレカイニド)でのタイプ1ブルガダ型心電図(coved型ST上昇)。電気生理検査(心室細動誘発の補助診断的価値は議論あり)。SCN5A遺伝子検査。

💊治療法

ICD植込み(心室細動・失神既往の高リスク例)。キニジン(TdP・嵐への対処)。カテーテルアブレーション(右室流出路の異常基質除去)。発熱・誘発薬剤の回避。

📈経過・予後

無症状例のリスク層別化が重要課題。症状既往例(失神・心停止蘇生)はICD植込みで突然死を予防。

🔬治験情報

この疾患の治験情報(ClinicalTrials.gov)
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詳しい情報

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