消化器疾患
胆道閉鎖症
Biliary Atresia
概要
生後間もなく肝外胆管が進行性に閉塞・消失する希少な小児肝疾患。早期に葛西手術(肝門部腸管吻合術)を行わなければ急速に肝硬変・肝不全へ進行する。肝移植を要する小児の最大原因疾患。
+主な症状
- 遷延性新生児黄疸(直接型)
- 灰白色便(胆汁流出障害)
- 腹部膨満・肝脾腫大
- 栄養障害・成長不良
- 肝硬変・腹水・食道静脈瘤(進行期)
🔬原因・メカニズム
原因不明。出生前・周産期のウイルス感染(ロタウイルス・CMV等)・免疫異常・胆管発達障害が複合的に関与すると考えられている。遺伝的素因の関与も示唆される。
🩺診断方法
肝胆道シンチグラフィ(胆汁排泄障害)。腹部超音波(胆嚢低形成・triangular cord sign)。直接ビリルビン優位の高ビリルビン血症。肝生検(胆管増生・線維化)。術中胆道造影(確定診断)。
💊治療法
葛西手術(生後60日以内:肝門部空腸吻合術)が第一選択。胆汁流出不良例・肝硬変進行例:肝移植(生体・脳死)。術後:UDCA・栄養管理・感染予防。
📈経過・予後
早期葛西手術で自己肝生存率が向上するが、長期的に約50〜70%が肝移植を要する。肝移植後の長期生存率は良好(>80%)。
🔬治験情報
この疾患の治験情報(ClinicalTrials.gov)
ClinicalTrials.govから治験情報を取得中...
詳しい情報
難病情報センターで詳細を見る(厚生労働省委託)注意:本サイトの情報は一般的な医療情報の提供を目的としています。記載内容は作成時点の情報に基づくものであり、最新の情報と異なる場合があります。診断・治療については必ず専門医にご相談ください。