血液疾患

ベルナール・スーリエ症候群

Bernard-Soulier Syndrome

概要

血小板膜糖タンパク質Ib-IX-V複合体の欠損または機能異常による先天性血小板機能異常症。血小板巨大化・血小板数減少・出血時間延長・フォン・ヴィレブランド因子への接着障害を特徴とする。

主な症状

  • 反復する粘膜出血(鼻出血・歯肉出血)
  • 皮膚の点状出血・紫斑
  • 外傷・手術時の過度の出血
  • 女性では過多月経
  • 重篤な出血(まれに頭蓋内出血)

🔬原因・メカニズム

GP1BA・GP1BB・GP9遺伝子(血小板糖タンパクIbα・Ibβ・IXをコード)の病的バリアントによる常染色体劣性遺伝。GPIb-IX-V複合体欠損によりvWF・トロンビンへの接着が障害される。

🩺診断方法

血小板数軽〜中等度減少・血小板巨大化(MPV高値)・リストセチン凝集不良・フローサイトメトリーによるGPIb-IX欠損確認・遺伝子検査。

💊治療法

根本的治療法はなく、出血管理が中心。血小板輸血(HLA適合・GPIb-IX保有)・デスモプレシン・抗線溶薬(トラネキサム酸)。遺伝子治療が研究段階。

📈経過・予後

重篤な出血時には生命の危機もあるが、適切な管理で日常生活は可能。血小板輸血への同種抗体形成が繰り返す輸血の問題となる。

🔬治験情報

この疾患の治験情報(ClinicalTrials.gov)
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