腎・泌尿器疾患
バーター症候群
Bartter Syndrome
概要
ヘンレ係蹄上行脚でのNaCl再吸収に関わるイオントランスポーターの遺伝的欠損により、低カリウム血症・代謝性アルカローシス・低塩素血症・血圧正常〜低値をきたす常染色体劣性遺伝疾患。
+主な症状
- 低カリウム血症(筋力低下・筋痙攣・麻痺)
- 代謝性アルカローシス
- 多尿・多飲(尿濃縮障害)
- 低血圧〜正常血圧(血圧上昇なし)
- 成長障害(小児)
- 新生児型(母体羊水過多・早産・重篤な電解質異常)
- 腎石灰化(一部の型)
🔬原因・メカニズム
NKCC2(SLC12A1)・ROMK(KCNJ1)・ClC-Kb(CLCNKB)・バルチン(BSND)・CaSR(CASR)等の遺伝子変異。尿細管でのNa・K・Cl再吸収障害によりレニン・アルドステロンが高値となるが血圧は上昇しない。
🩺診断方法
血清電解質(低K・低Cl・代謝性アルカローシス)。尿電解質(高K尿・高Cl尿)。血漿レニン・アルドステロン高値。遺伝子検査(型分類)。腎石灰化(超音波・CT)。
💊治療法
電解質補充(KCl・MgCl2)。プロスタグランジン合成阻害薬(インドメタシン:特に新生児・乳幼児型)。スピロノラクトン・アミロライド(カリウム保持)。
📈経過・予後
適切な治療で電解質管理は可能だが完治は難しく生涯治療が必要。重症型は腎機能低下が進行することがある。
🔬治験情報
この疾患の治験情報(ClinicalTrials.gov)
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詳しい情報
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