神経・筋疾患指定難病 第127号
抗NMDA受容体脳炎
Anti-NMDA Receptor Encephalitis
概要
NMDA型グルタミン酸受容体に対する自己抗体(抗GluN1抗体)が産生される自己免疫性脳炎。若年女性に多く、卵巣奇形腫の合併が約半数にみられる。精神症状から始まり急速に重篤な神経症状をきたす。
+主な症状
- 精神症状(幻覚・妄想・攻撃性)
- 意識障害・昏睡
- 不随意運動(口・四肢のステレオタイプ運動)
- 自律神経障害(頻脈・高血圧・過呼吸)
- 言語障害(無言症・エコラリア)
- 痙攣発作
🔬原因・メカニズム
NMDA受容体GluN1サブユニットに対する自己抗体が産生され、NMDA受容体の機能を阻害することで発症。卵巣奇形腫や他の腫瘍が抗体産生のトリガーとなることがある(腫瘍随伴性)。
🩺診断方法
血清・髄液中の抗GluN1(NR1)抗体測定。脳MRIは正常または辺縁系病変。脳波(δブラシパターン)。卵巣奇形腫の検索(超音波・CT・MRI)。
💊治療法
腫瘍合併例:腫瘍摘出。免疫療法(第一選択:高用量ステロイド+IVIG+血漿交換)。難治例:リツキシマブ・シクロホスファミド。
📈経過・予後
早期治療で約80%が良好に回復するが、回復に数ヶ月〜1年以上かかることがある。再発率は約25%。重症例では長期人工呼吸管理が必要。
🔬治験情報
この疾患の治験情報(ClinicalTrials.gov)
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詳しい情報
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