免疫・自己免疫疾患指定難病 第271

強直性脊椎炎

Ankylosing Spondylitis

概要

仙腸関節・脊椎を中心とする慢性炎症性疾患。HLA-B27との強い関連を示し、若年男性に多い。進行すると脊椎が竹様に癒合する「竹の節状脊椎」を形成し、可動域が著しく制限される。

主な症状

  • 炎症性腰背部痛(安静時・夜間に悪化、運動で改善)
  • 朝のこわばり
  • 仙腸関節炎(臀部痛)
  • 脊椎可動域制限(頸椎・胸椎・腰椎)
  • 末梢関節炎(股関節・肩関節)
  • 虹彩炎(急性前部ぶどう膜炎)
  • アキレス腱付着部炎

🔬原因・メカニズム

HLA-B27(日本人患者の約80-90%が陽性)と腸内細菌叢の関与が示唆される。IL-17・IL-23経路・TNFが主要な炎症サイトカイン。腸管免疫との関連(クローン病合併が多い)も指摘される。

🩺診断方法

改訂ニューヨーク基準(X線で仙腸関節炎確認)またはASSAS基準(MRI)。HLA-B27検査。炎症マーカー(CRP・ESR)。MRI(仙腸関節炎・脂肪沈着)。

💊治療法

NSAIDs(第一選択)。生物学的製剤(TNF阻害薬:エタネルセプト・インフリキシマブ等;IL-17A阻害薬:セクキヌマブ・イキセキズマブ)。リハビリテーション(姿勢保持・可動域維持)。

📈経過・予後

早期治療で炎症を抑制できるが、放置すると脊椎融合が進行し不可逆的可動域制限が残る。生物学的製剤により予後は大幅に改善した。

🔬治験情報

この疾患の治験情報(ClinicalTrials.gov)
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詳しい情報

難病情報センターで詳細を見る(厚生労働省委託)
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