免疫・自己免疫疾患

自己免疫性リンパ増殖症候群(ALPS)

Autoimmune Lymphoproliferative Syndrome

概要

FAS遺伝子等のアポトーシス経路遺伝子変異によりリンパ球のアポトーシスが障害される免疫調節異常疾患。慢性非悪性リンパ増殖・自己免疫性血球減少・リンパ腫リスク増大を特徴とする。

主な症状

  • 慢性脾腫・リンパ節腫脹
  • 自己免疫性溶血性貧血
  • 免疫性血小板減少症(ITP)
  • 自己免疫性好中球減少症
  • ダブルネガティブT細胞増加
  • 悪性リンパ腫のリスク増大

🔬原因・メカニズム

FAS(CD95)遺伝子変異が最多(ALPS-FAS型)。FASLG・CASP8・CASP10遺伝子変異による亜型もある。アポトーシス障害によりリンパ球が蓄積し自己免疫が生じる。

🩺診断方法

末梢血ダブルネガティブT細胞(CD3+TCRαβ+CD4-CD8-)増加・FASを介したアポトーシス障害の機能試験・遺伝子検査・血清sFASL・IL-10・ビタミンB12上昇。

💊治療法

自己免疫性血球減少にはコルチコステロイド・リツキシマブ・シクロスポリン。シロリムス(mTOR阻害薬)が有効でリンパ増殖・自己免疫を改善。脾摘は避ける(敗血症リスク)。

📈経過・予後

適切な治療でコントロール可能だが、リンパ腫リスクは一般人口の数十倍。長期フォローアップが不可欠。

🔬治験情報

この疾患の治験情報(ClinicalTrials.gov)
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