消化器疾患指定難病 第169

アラジール症候群

Alagille Syndrome

概要

JAG1またはNOTCH2遺伝子変異による常染色体優性の多臓器発達異常症候群。肝内胆管減少症を主体とし、心疾患・蝶形椎骨・眼角膜後胎生輪・特徴的顔貌を三徴として呈する。

主な症状

  • 新生児期〜乳児期の黄疸・胆汁うっ滞
  • 掻痒症(重篤な場合がある)
  • 先天性心疾患(肺動脈狭窄が最多)
  • 蝶形椎骨
  • 眼後胎生輪(角膜)
  • 特徴的顔貌(広い額・深い眼窩・長い鼻)

🔬原因・メカニズム

JAG1遺伝子変異(約94%)またはNOTCH2変異(約1〜2%)による常染色体優性遺伝。Notchシグナル経路の障害が肝内胆管・心臓・骨格・眼・腎の発達異常を引き起こす。

🩺診断方法

肝生検(肝内胆管数減少:胆管/門脈比<0.5)。JAG1/NOTCH2遺伝子検査。心エコー(肺動脈狭窄)。脊椎X線(蝶形椎骨)。眼科(後胎生輪)。

💊治療法

胆汁うっ滞:UDCA・コレスチラミン・リファンピシン(掻痒症)。栄養管理(MCTオイル・脂溶性ビタミン補充)。心疾患手術。肝移植(肝不全・QOL不良例)。

📈経過・予後

表現型は多様。約15〜25%が成人前に肝移植を要する。心疾患の重症度が予後を左右する場合もある。

🔬治験情報

この疾患の治験情報(ClinicalTrials.gov)
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詳しい情報

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