腎・泌尿器疾患

常染色体優性多発性嚢胞腎(ADPKD)

Autosomal Dominant Polycystic Kidney Disease

概要

PKD1/PKD2遺伝子変異による遺伝性腎疾患の中で最も頻度が高い疾患。両側腎に多発嚢胞が形成され進行性に腎機能が低下する。肝嚢胞・脳動脈瘤等の腎外病変も重要。

主な症状

  • 腹部膨満・腰背部痛(腎腫大による)
  • 血尿・腎結石
  • 高血圧(早期から)
  • 末期腎不全(60歳頃までに約50%)
  • 脳動脈瘤(約8%:くも膜下出血リスク)

🔬原因・メカニズム

PKD1(ポリシスチン-1:約85%)またはPKD2(ポリシスチン-2:約15%)遺伝子変異。常染色体優性遺伝。嚢胞上皮細胞のmTORC1・cAMP経路過活性化が嚢胞増大に関与する。

🩺診断方法

超音波・CT・MRI(両側腎・肝の多発嚢胞)・遺伝子検査。若年診断・腎外病変の確認のためMRA(脳動脈瘤スクリーニング)も重要。

💊治療法

トルバプタン(V2受容体拮抗薬:嚢胞増大抑制・進行遅延)・降圧療法(ACE阻害薬/ARB)・腎移植(末期腎不全)。

🔬治験情報

この疾患の治験情報(ClinicalTrials.gov)
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詳しい情報

難病情報センターで詳細を見る(厚生労働省委託)
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